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○3月の世界気温、過去最高を記録

 気象庁は、今年3月の世界の平均気温(海面水温を含む)が速報値で平年を0.44度上回り、観測を開始して以来、3月としては過去最高を記録したと発表した。
同庁は、要因として温暖化、エルニーニョ現象、自然変動の3点を挙げている。日本だけを見ると、平年を0.56度上回り歴代25位の記録だった。世界の3月の平均気温は、過去100年に0.82度上昇しているという。
(総合版、エコビジネス版 16号)

○青梅市 給食廃油の燃料実験開始

 青梅市は、学校給食の共同調理場から出る食用廃油を精製して作ったバイオディーゼル燃料(BDF)の実証実験を公用車で始める。2014年からは一般家庭からも回収を開始する予定。
市内の2ヵ所からは年間約1万2600リットルの食用廃油が出る。市の計画では、初年度は800リットルを精製してBDFを作る。精製したBDFは、給食配送用のディーゼル車に燃料として使用する。
(総合版、ゴミとリサイクル版 16号)

○利根川でウチダザリガニ発見される

 特定外来種に指定されているウチダザリガニが、関東の利根川で発見された。環境省によると関東地方で発見されたのは、今回が初めて。千葉県では、周辺水域で繁殖が広まっている可能性があるとして調査を開始した。
千葉県生物多様性センターによると、昨年9月に利根川の支流の長門川で発見された。その後、利根川本流でも今年1月までに15匹捕獲されている。
外来生物法の施行前に食材として、主に北海道から本州に流入し、ペットショップでも販売されていたという。
(総合版、水質汚染と水処理版 16号)

○環境省と新潟市 トキの天敵対策指示せず

 佐渡トキ保護センターでトキがテンにおそわれて死亡した件で、環境省の検証委員会(委員長・斉木悦男弁護士)は、事故原因などをまとめた報告書素案が提示された。それによると、順化ケージを建設する際に環境省と県が業者にテンなどの天敵対策を指示していなかったことがわかった。
素案では、問題点が列挙された。その中でケージの設計業者にすき間をふさぐ措置行う指示することや、業者側も専門家に意見を聞くべきだったと記した。
(総合版 16号)

○竹からエタノール抽出 水俣の第3セクターが3年計画

 竹からエタノールを抽出する実証実験が水俣市の第3セクター「みなまた環境テクノセンター」で始まる。熊本大学が開発した技術を3年計画で実験するという。
水俣市や熊本大学は、南九州に豊富に自生している竹に注目、地元資源をを活用したエネルギー開発を進めようとエタノールを抽出する研究を実験室で進められてきた。今年2月に同センターが環境省に実証実験を提案し、委託事業として認められた。
(総合版、エコビジネス版 16号)

○水俣病救済 閣議決定

 政府は、水俣病と認められていない被害者を救済するため、水俣病被害者救済法に基づき具体的な救済方法をまとめた「救済措置の方針」を閣議決定した。3月に熊本地裁で同様の条件で和解が成立しており、水俣病は救済と和解の枠組みが決定した。
救済措置は、裁判によらない救済を求めていた被害者を対象に、原因企業チッソが一人当たり210万円の一時金を支給する。
政府は、5月1日から熊本、鹿児島、新潟の3県で救済申請を受け付ける予定。環境省は、対象となる被害者は3万人を超える可能性があるとしている。
(総合版、水質汚染と水処理版 16号)

○富士登山者から入山料徴収 山梨側自治体が検討

 富士吉田市など山梨県側の自治体が、富士山に登る人が増加していることを受け、ふもとの6市町村が登山客から任意で現金を徴収する協力金制度の導入を検討している。観光業者からは、登山客が減らないかという声もあるが、富士吉田市は協力金の原点は富士山を守ることとして、2011年からの導入を目指す考え。
徴収した協力金は、医薬品の購入や、8合目救護所の医療従事者の人件費、トイレ新設の経費に当てたいといている。
(総合版、ゴミとリサイクル版 16号)


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最終更新日:2010/04/28