メディア・インターフェイス ロゴ画像 最近の環境トピック 2010年02月02日

トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
【前へ】2010年01月13日
【次へ】2010年02月10日

○IPCC発表 「ヒマラヤ氷河25年後消失」に根拠なし

 英国のサンデータイムスが、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2007年に発表した第四次評価報告書に「ヒマラヤの氷河がこのまま温暖化が進行すると25年後には消失する可能性が高い」との記述に関して、科学的根拠がないと報じた。
同紙によると、IPCCの報告書はインドの科学者への電話インタビューが根拠だったがこの科学者が憶測であったと認めたということであった。
(総合版、エコビジネス版 3号)

○森林の違法伐採を科学で阻止 年輪の炭素で原産地を特定

 森林総合研究所は、木材に含まれる炭素の違いで原産地を特定する技術を開発した。伐採された地域を半径100キロ以内で特定できるという。
同研究所が開発したのは、樹木が吸収する二酸化炭素を利用する方法で、年輪に残った重い炭素と軽い炭素の量を比較すると、樹木が育った気候を特定することができ、産地が判明するというもの。
(総合版、エコビジネス版 3号)

○北海道・ウトナイ湖の野鳥への餌やり禁止強化

 北海道苫小牧市のウトナイ湖で、野鳥への餌やり禁止を強化する方針。生態系への影響、病原菌の拡大などの影響を考えた結果。市は、無許可の餌やり場の撤去などにも乗り出す方針。
餌やり禁止を徹底する一環として、英、中、韓国語の看板を設ける。
(総合版、水質汚染と水処理版 3号)

○大阪工大 外来植物を駆除する回収船を開発

 大阪工業大学は、淀川に増殖している水生の外来植物を駆除する回収船を開発した。
機械工学科の技術者教育の一環で、学生が提案したアイデアを具体化。他学科の研究室と共同で実用化した。回収船は長さは約2メートル、幅約1メートルの箱形。
(総合版、水質汚染と水処理版 3号)

○米アラスカ 20年前のタンカー座礁事故いまも原油残存

 米アラスカ湾で89年に発生したタンカー(エクソン・バルディーズ号)の座礁事故で流出した原油が、現在も沿岸に残っていることが米テンプル大学の調査で判明した。研究チームは事故防止と復旧の対策を急ぐように提案している。
当時の事故では、原油4000万リットルが流出、アラスカ沿岸約2000キロに漂着した。
(総合版、水質汚染と水処理版 3号)

○哺乳瓶の材料 環境ホルモン作用

 米食品医薬品局(FDA)は、プラスチック製哺乳瓶や缶詰の内面塗装などに使用されているビスフェノールAについて、「胎児や乳幼児、子供の脳、行動、前立腺への影響にいくらかの懸念がある」との見解を示した。
プラスチックの一種、ポリカーボネート製の哺乳瓶やカップに熱湯をかけないよう注意を呼びかけている。
(総合版、エコビジネス版 3号)


トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
Copyright (C) Media Interface Co., Ltd.
最終更新日:2010/02/02