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○平均気温1度上昇で 生物絶滅10%増加

 生物多様性条約の専門委員会がまとめた報告原案によると、平均気温が一度高くなるごとに絶滅の危機に瀕する生物種の数が10%ずつ増え、今後30年間に東南アジアのさんご礁の88%が失われる可能性があるという。
温暖化で大地などの乾燥が進み、南米・アマゾンの熱帯林が減少したり、北極の永久凍土が溶け、生態系が破壊され土壌から大量の温室効果ガスが放出される危険性を指摘している。
(総合版、水質汚染と水処理版 5号)

○農水省 環境保全・省エネ生産を促進

 農林水産省は来年度から、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出を抑制して生産した農林水産物に、基準値に対する排出削減割合や排出量などを表示する「省CO2表示」制度を導入する。制度を実際に導入するかどうかは生産者の任意であるが、表示ガイドラインを作成する。漁業者や農家が環境保全型農業や、省エネ型漁業を導入するためのインセンティブにしたい考え。
(総合版、エコビジネス版、水質汚染と水処理版 5号)

○富士山山ろくに野生シカ急増 全体で1万頭生息

 富士山周辺で野生のシカが急増している。山ろく全体で1万頭近くが生息しているとことがわかった。静岡県森林・林業研究センターの調査で判明した。
生息面積は、542平方キロメートル、この25年間で1.6倍に増加、生息地域も御殿場、沼津、富士、富士宮各市などの市街地と海岸沿いをのぞく広大な地域に拡大している。
(総合版 5号)

○農水省 輸入米のカビ検査を強化

 農林水産省は、輸入米の販売時にカビ検査体制の強化する方針を固めた。2008年度内にも導入する。
販売時での現行検査は、目視によるカビの有無の確認にとどまっているが、サンプルを採取して科学的に分析する手法を加え、汚染米を販売しないよう管理を徹底する。
(総合版 5号)

○環境省 ペットボトル再使用の実験拡大めど立たず

 環境省が実施している飲料用ペットボトルの再利用(リユース)実験で、予定していた08年度内の報告書とりまとめが厳しくなった。再利用ボトル入りミネラル水の風味の異常が判明し、発売が当初予定の08年11月上旬から09年1月下旬にずれ込んだため。環境省は報告書をもとに来年度の実験を拡大する予定でいた。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 5号)

○東京都 住宅開発業者に樹木保全計画書を義務付け

 東京都自然環境保全審議会は、「東京における自然の保護と回復に関する条例」の改正について答申した。重点項目として、住宅などの開発業者に対し、樹木保全計画書の提出をはじめて義務付けた。都は答申を受け、都議会定例会で改正案提出を目指す。
改正案にはその他、ヒートアイランド現象緩和のため、敷地面積5000メートル以上となる大規模案件は緑化基準を引き上げるなどが盛り込まれている。
(総合版 5号)

○築地移転先の土壌汚染 発ガン性物質 当初発表の115倍

 東京都築地市場の移転先候補地となっている江東区豊洲地区の土壌汚染で、都が昨年6月、発ガン物質の「ベンゾピレン」について、以前に発表した調査結果の115倍の濃度で検出されたという報告を受けていながら、この数字を公表していなかったことがわかった。
ベンゾピレンは、土壌汚染対策法で定められた有害物質ではなく、環境基準も無いが自動車の排ガスに含まれ、長期的に触れると発ガン性があるとされている。
(総合版、水質汚染と水処理版 5号)


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最終更新日:2009/02/04