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○カナダの棚氷の崩壊 急速に進む

 北極海に面したカナダ・エルズミア島の棚氷が急速に崩壊していることを、カナダ・トレント大学の研究チームが発表した。今夏、カナダの棚氷面積の23%に相当する214平方メートルが消失したという。
北極では、近年温暖化の影響で海氷の面積も急激に減少している。8月下旬には観測史上二番目に小さい面積になった。
(総合版、35号)

○経産省 省エネ家電の買い替えを促進

 経済産業省は09年度、省エネルギー性能に優れた家電への買い替えを促進するため、地域単位で二酸化炭素(CO2)の排出削減効果を検証するプロジェクトに取り組む。エアコン、冷蔵庫などを対象に、買い替え前後のCO2排出量を比較し、削減分はポイント化。ほかの商品の購入などに充てられる仕組みを構築する。
(総合版、エコビジネス版 35号)

○環境省 方針転換、尾瀬でシカ捕獲

 環境省は、尾瀬国立公園の特別保護地区でもシカの捕獲ができるよう、来年度から方針を変更することを正式に決めた。
尾瀬国立公園内では、シカの踏みつけによる植生のかく乱が放置できない状況にあり、今後シカによる被害状況の調査や移動ルートを解明、ハイカーの安全に配慮し捕獲の時期やわなの種類などを検討する。
(総合版 35号)

○トキ 順化ケージの幼鳥一羽死亡

 環境省は、佐渡市新穂の野生復帰ステーション順化ケージで飼育中の幼鳥一羽が衰弱死したと発表した。
死んだトキは自然孵化した2羽の幼鳥の一羽。先月22日にテレビ局関係者が撮影のため飼育員とケージに入った際に驚いて、ケージ側面に激突し怪我を負っていた。治療を施していたが衰弱死した。県の家畜保健衛生所が詳しい死因を調べる。
(総合版 35号)

○山形県 飲料容器で河川浄化実験

 山形県寒河江市を流れる沼川の上流部にある寒河江中央工業団地の雨水調整池で、乳酸飲料の容器を使って水質浄化を図る実験がおこなわれた。凹凸のある形状の容器には微生物が付着しやすく、浄化作用が高まるというどの程度の効果があるのかを検証する実験。
沼川はここ数年で水質が悪化、県内ワースト2位となっている。実験は底をくり抜いたポリスチレン製容器をネットに入れ、重りをいれて水中に沈めるというシンプルな構造となっている。
(総合版、水質汚染と水処理版 35号)

○山梨市 果樹の枝から燃料油

 山梨市は、地元特産のブドウ、モモの剪定枝から油分を取り出し、燃料を精製する実験に取り組む。
市環境課によると、市内では毎年約5300トンの果樹剪定枝が出るが、多くは焼却処分されている。剪定枝をくず化し、マイクロ波で瞬時に470〜500度の高熱をかけると含まれている油分が搾り出せるという。
木材から油分を取り出すのは国内初の試みになるので、どの木材からどれほどの油分が抽出できるのか探ることも研究課題となる。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 35号)

○三笠フーズの汚染米 大半が食用に転売が目的

 三笠フーズによる事故米の不正転売問題で、同社が購入した事故米は政府が売却した全体の約四分の一を占めることがわかった。
農林水産省は、大半を食用に転売することが目的だったと見て、全容解明を急ぐ。
(総合版 35号)

○改正石綿法 12月1日施行

 環境省は、先の国会で成立した改正石綿健康被害救済法を12月1日に施行すると発表した。新たに救済対象となる人の認定申請は、各自治体の保健所12月1日から受け付ける。
(総合版 35号)


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最終更新日:2008/09/16