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○世界気象機関まとめ 異常気象世界各地で

 世界気象機関(WMO)は今年前半に世界各地で洪水や熱波など記録的な異常気象が起きたとの報告をまとめた。平均値表温度は、1880年の記録開始以来最も高かった可能性があるとしている。
気候に関する政府間パネル(IPCC)によると過去50年で異常気象は増加傾向にあり、今後加速する可能性が高いという。
(総合版、エコビジネス版 32号)

○東京都心 大気中のすす半減

 東京先端科学技術研究センターの観測で、東京都内の「ブラックカーボン(すす)」の濃度が、この4年間で半減していることが判明した。国の対策強化と、首都圏の1都3県の排気ガス対策が未達成の車両乗り入れ禁止などの対策の効果が科学的に裏付けられたことになる。
同センターは、駒場と新宿で断続的に観測をしていた。駒場での観測で03〜05年に対し、今年1〜7月には平均濃度が半減していた。
(総合版、エコビジネス版 32号)

○環境省 温暖化対策で法改正検討

 環境省は、二酸化炭素(CO2)排出が大幅に増加しているオフィスビルなどの業務部門に排出削減を促すために、地球温暖化対策推進法(温対法)を改正することで検討を開始した。一定規模の施設には排出量を定めて削減を義務付けることも検討する。
日本は現状のままでは京都議定書での削減目標が達成できない可能性があり、法的強制力のある追加策が必要と判断した。
(総合版、エコビジネス版 32号)

○東京大気汚染訴訟 正式に和解が成立

 2007年8月8日、東京都内のぜんそく患者らが国、都、自動車メーカー7社、首都高速道路会社を相手に損害賠償と大気汚染物質の排出差し止めを求めた裁判で、東京高裁と東京地裁で正式に和解が成立した。提訴から11年、全面解決したことになる。
(総合版、エコビジネス版 32号)

○環境省 絶滅危惧種に461種追加

 環境省は、絶滅の恐れのある野生生物の一覧表(レッドリスト)の見直し結果を公表した。海棲哺乳類のジュゴン、ふなずしの材料になるニゴロブナも絶滅危惧種に指定された。
7〜10年ぶりに全面的な見直し作業を進めており、絶滅の恐れのある種は461種増え、計3155種となった。
(総合版、水質汚染と水処理版 32号)

○沖縄・石垣島でさんご危機 大規模な白化現象発生

 沖縄県・石垣島の白保海域で、大規模な白化現象が起こっていることが、世界自然保護基金(WWF)サンゴ礁研究センターの調査で判明した。7月の海水温が高かったことが原因で、このまま高温の状態が続くと、98年の被害を上回る恐れがある。
同センターが今月4〜6日に白保の海域で調査したところ、ほぼ全域で白化現象が確認された。
(総合版、水質汚染と水処理版 32号)

○青森・大間原発 8月の着工不可能に

 国の原子力安全委員会は、大間原発について耐震性の審議をしたが結論が出ず、引き続き審査を続けることを決めた。そのため、Jパワー(電源開発)が目指していた8月の着工は事実上不可能となった。
8月までに着工された場合、国が大間町や周辺市町村に今年度中に支払うことになっていた交付金は来年度以降の支払いとなる。交付金は総額で数億〜数十億円。
(総合版 32号)


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最終更新日:2007/08/23