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○環境省 エコインターンシップ事業を実施

 環境省は大学生や大学院生を企業の環境関連部門にインターンシップ生として派遣し、業務を体験してもらう「エコインターンシッププログラム」事業を実施すことを決めた。企業が取り組む環境対策について理解を深めてもらい、環境意識の高い人材を育成するのが狙い。
今回は環境対策の中でも、特に化学物質管理に焦点を当てたカリキュラムを予定している。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版、水質汚染と水処理版 26号)

○国立環境研予測 2030年、暑い夜3倍に

 国立環境研究所がまとめた報告書によると、最低気温が東京で27度を上回る極めて暑い夜が、2030年に20世紀末に比べ3倍に増えるという。最高気温が35度以上の猛暑日も1.5倍になるという。
「地球シミュレーター」で予測した結果、2030年には地球の平均気温が0.8度上昇。極めて暑い夜が3倍に増えることが判明した。一方、極めて寒い朝(最低気温0度以下)と寒い昼は(最高気温6度以下)は3分の1以下となるとの結果だった。
(総合版、エコビジネス版 26号)

○環境省 ヤンバルクイナ人工飼育方針

 環境省は、絶滅の危機に瀕している特別天然記念物のヤンバルクイナを保護しようと、飼育による繁殖に乗り出すことにした。個体数の維持や繁殖技術の確立、飼育下での生態の把握などを目指す「飼育下繁殖基本方針」を策定、場合によっては人工孵化も行なうという。
ヤンバルクイナは沖縄本島北部だけに生息する日本唯一の飛べない鳥。2005年の生息調査では、推定生息数は717羽。
(総合版 26号)

○トキ 佐渡保護センターの野生順化施設で死亡

 環境省は3日、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで、来年度の試験放鳥に向けた野生順化施設「野生復帰ステーション」に移された7羽のうち1羽が死んだと発表した。死因はケージ内の建造物に頭をぶつけたことと見られ、安全対策のため、内側に発泡ウレタン製の緩衝材を取り付けた。現在、センターのトキは107羽。
(総合版 26号)

○東海村・原子力研究所 共同溝が放射能で汚染、報告せず 5年以上放置

 日本原子力研究開発機構は26日、東海研究開発センター(茨城県・東海村)の原子力科学研究所の施設で、放射能汚染を確認したと発表した。この施設では06年にも別の場所で放射能汚染が確認されていたが、国や研に報告していなかった。この施設では、約45年前にウラン溶液の漏洩事故があり、倉庫に転用するため05年歳除去の作業をしている中で発見した。
(総合版 26号)

○農水省 農薬と生態系の関連を解明へ

 農水省は28日、水田などの昆虫や魚の生態系と農薬や化学肥料の関連性を解明するため、来年度から水田などの生物の生息状況を全国調査することを決めた。
調査は、カエルやメダカなどの昆虫や魚の分布状況と、使用した農薬や化学肥料の種類によってどのような生物が減ったかや、無農薬に転じた場合の生物の変化を分析する。
(総合版、水質汚染と水処理版 26号)

○米食品医薬品局 中国産魚介類輸入禁止措置 抗菌剤検出

米食品医薬品局(FDA)は28日、中国産の魚介類から動物に対して発ガン性があるなどの理由で米国内では使用を禁止している抗菌剤が微量だが検出されたとして、エビやウナギなど5種類の中国産養殖魚介類の輸入を一時停止すると発表した。
FDAによると輸入を停止したのは、ほかにナマズ、バサとよばれるナマズの仲間、コイ科の魚。検出された物質はニトロフランやマラカイトグリーン、フルオロキノロンなどで、中国でも魚介類の使用は禁止されている。
(総合版、エコビジネス版 26号)


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最終更新日:2007/07/11