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○気象庁 日本海の海水温発表 世界平均より3.2倍高温

気象庁は15日、日本周辺海水域の年平均の海面水温が、過去約100年間で0.7〜1.6度上昇したと発表した。日本海中部の上昇率は世界平均の3.2倍で、ユーラシア大陸の気温上昇が影響していると見ている。
(総合版、エコビジネス版、水質汚染と水処理版 20号)

○南極海周辺の 二酸化炭素吸収量が減少

 国際研究チームが発表したところによると、南極海周辺の海が吸収している二酸化炭素(CO2)の量が1980年代から減少しているという。
人間活動による温暖化が原因で、周囲の気候が変わったことが関連していると見られている。周辺は近年の温暖化の影響で、洋上の風が強まったされている。
(総合版、エコビジネス版、水質汚染と水処理版 20号)

○九大など 光化学スモッグの中国からの影響を再現

 九州大学と国立環境研究所のグループは16日、5月8日前後に日本列島各地で観測された光化学スモッグは、中国東岸から流れ出したオゾンが西風に乗って広範囲に広がって起きたとするシミュレーションの結果を発表した。それによると、6日午後に中国東岸を中心に存在していた高濃度のオゾン区域が朝鮮半島南部から日本へと移動し、高濃度の区域が九州から東日本の広範囲に形成されたことを再現した。
(総合版 20号)

○自然放鳥のコウノトリにひな誕生 43年ぶり

 兵庫県立コウノトリの郷公園は20日、自然放鳥したコウノトリのつがいが温めてきた卵一個が孵化し、ひなが誕生したと発表した。国内の自然界でのひな誕生は1964年に福井県小浜市で確認されて以来43年ぶりのこととなる。
ただし、真の自立にはこの後何十年と掛かる。ひなも無事育つかどうか予断は許されない状態。
(総合版 20号)

○環境省 風力発電のバードストライクで 渡り鳥のルート調査

 環境省は20日、風力発電施設の増加に伴い野鳥が風車の羽根に衝突する「バードストライク」の事例が増えてきたことから、本年度から三年間で渡り鳥のルートやバードストライクが起きやすい風車の立地条件などについて調査をすることに決めた。
(総合版 20号)

○「もんじゅ」 5月23日にナトリウム再注入

 日本原子力研究開発機構は18日、高速増殖原型炉「もんじゅ」の二次冷却系の配管に、23日からナトリウムを再度注入すると発表した。「もんじゅ」は1995年にナトリウム漏洩事故を起こして以来運転を中止している。
今後、原子炉各部の昨日を運転再開後と同様にして、来年三月をめどに摂氏400度のナトリウムを流す「高温ナトリウム循環試験」を実施する方針も明らかにした。
(総合版 20号)

○環境省と経産省 PRTR制度見直し 中間骨子提示

 環境省と経済産業省は「PRTR制度」を柱とする化学物質排出把握管理促進法(化管法)の見直しに向けた中間取りまとめ案を6月に開催する両省合同の審議会に提出する。
00年の施行以来対象物質の総排出量が減少傾向にあるが、情報開示のあり方や届出項目の見直しが課題となっている。
(総合版、エコビジネス版 20号)

○水俣病関西訴訟勝訴の原告 国と熊本県を提訴

 04年の水俣病関西訴訟際高裁判決で患者として勝訴した原告女性が、裁判には勝訴したのに認定基準が見直されないことを不服として、国と熊本県を相手取り認定を求める行政訴訟を大阪地裁に起こした。最高裁で勝訴した患者が改めて行政の認定を求めて提訴するのは初めてのこと。
自民、公明の両党は現在、基準を変えずに未認定患者に一時金を支給する新たな「政治解決」を模索している。
(総合版、水質汚染と水処理版 20号)


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最終更新日:2007/05/29