メディア・インターフェイス ロゴ画像 最近の環境トピック 2007年05月16日

トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
【前へ】2007年04月11日
【次へ】2007年05月29日

○カナダ 今日と議定書の目標達成 ギブアップ宣言

 カナダ政府は、温室効果ガスの排出削減目標を定めた「京都議定書」の国別目標を、期限の2012年に達成するのは無理だと表明した。
新たな目標として、現在の排出量を20年までに20%削減するとしている。
議定書批准国の主要国で目標達成が困難と正式表明したのはカナダが初めて。
(総合版、エコビジネス版 18号)

○IPCC 計算モデル 北極海の氷減少予測より早い

 東京大学、東北大学、アラスカ大学などの日米研究チームの観測によると、気候に関する政府間パネル(IPCC)の、第四次評価報告書で採用された計算モデルによるどの予測値よりもはやい速度で北極海の氷が減少しているとの結果が出たと報告した。
重し役の氷河が地球温暖化で後退し、地殻が膨張したため。変動率は年間約3センチ。
(総合版、エコビジネス版、水質汚染と水処理版 18号)

○独研究所 温暖化で地球の自転が加速

 独マックスプランク気象研究所のチームがまとめた報告書によると、地球温暖化の影響により世界の海水の分布が変化し、地球の自転が加速するという。大気中の二酸化炭素(CO2)がこのまま増加しつづけると2199年には一日の長さが10万分の12秒短くなるという。
(総合版、エコビジネス版 18号)

○光化学スモッグ 北九州で10年ぶりに注意報

 北九州市は26日、同市若松区と八幡西区に光化学スモッグ注意報を発令した。同市の注意報発令は97年4月以降10年ぶりのこと。
専門家や関係機関は「経済発展が著しい中国などの大陸から原因となる大気が流入した可能性が高い。今後も各地で注意報の発令が続く恐れがある」として注意を呼びかけている。
(総合版 18号)

○環境省 生物多様性戦略を見直し

 環境省は26日、5年ぶりに生物多様性国家戦略の見直し作業をはじめた。地球温暖化への対応策などが議論の対象となる見通しで、多様性が失われる速度を2010年までに目立って小さくするという生物多様性条約の目標達成を目指す。
(総合版、水質汚染と水処理版 18号)

○国際自然保護連合 ザトウクジラを「絶滅危惧種」から除外

 国際自然保護連合(IUCN)が、絶滅が危惧されていたザトウクジラとミンククジラの生息数の増加が確認されたとして、絶滅の懸念の少ないランク(低懸念種)に格下げすることがわかった。近く、野生生物の絶滅の危険度を示す「レッドリスト」に掲載される。
(総合版、水質汚染と水処理版 18号)

○バイオガソリン 首都圏50カ所で販売開始

 石油元売各社は27日、首都圏50カ所の給油所で植物を原料とするバイオエタノールを配合した「バイオガソリン」の販売を開始した。地球温暖化の防止策として二酸化炭素(CO2)の排出量の削減に役立てる。
今回発売されたのは、バイオエタノールなどを合成した加工品「ETBE」をガソリンに混合した製品で混合率は3%で、E3といわれるものでフランスからの輸入品。
(総合版、エコビジネス版 18号)


トップページ 最近の環境トピック 週刊地球環境情報 その他出版物/CD-ROM 業務案内 所在地図
Copyright (C) Media Interface Co., Ltd.
最終更新日:2007/05/16