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○中国 窒素酸化物の3割が自動車の排ガス

 中国政府は、第一回環境汚染源全国調査の結果を発表した。それによると、中国国内の窒素酸化物(NOX)の全体の約3割を自動車が排出していることがわかった。
調査は、環境保護省などが2年以上をかけて57万人を動員して調査した。NOXの2007年の排出量は、1797万トンで工業によるものが大半を占めるが、3割が自動車からだと判明した。排気ガス対策が急がれる。中国に大気汚染は、日本の光化学スモッグの原因といわれている。
(総合版、エコビジネス版 7号)

○トキ 追跡システムを新潟大学教授らが開発中

 新潟大学大学院自然科学研究科の間瀬憲一教授の研究グループが、放鳥されたトキの位置を即時に確認できる発信器の新システムの開発を進めている。
現在、トキが装着している発信器は数日に一回程度しか位置情報を送信できないが、開発中のシステムは数分単位で送信することができる。このため、トキの現在地が即時に判明するという。研究期間は3年間で、12年度以降の実用化を目指している。」
(総合版 7号)

○中津川市 小水力発電を馬籠宿に設置

 岐阜県・中津川市は、水車を利用した「小水力発電」を2月中にも、旧中山道の馬籠宿に設置。3月中ごろから発電を開始する。
中津川市が「環境にやさしいライフスタイルへの変革」をめざす施策の一環。水車小屋に設置する1号機は、馬籠宿を流れる馬籠用水路にある直径4メートルの回転軸に動力電動機を取り付ける。発電量は出力170ワット。
(総合版、エコビジネス版 7号)

○福島県知事 東電のプルサーマル計画 受け入れを表明

 佐藤雄平福島県知事は、東京電力が計画しているプルサーマルの実施を条件付で、受け入れる方針を県議会で表明した。
東電が計画しているのは、福島第一原発3号機で早ければ6月に予定する次回の定期検査で、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を装荷、9月にも実施すると見られている。
(総合版 7号)

○色つきレジ袋から高濃度の鉛検出

 京都大学環境保全センターの酒井伸一教授らが調査した結果をまとめた。それによると、スーパーなどで使用されている色つきレジ袋から、欧州連合(EU)の基準値を超える高い濃度の鉛が検出されたという。なかには基準値の250倍という濃度が検出された。
白地や透明なものからはほとんど検出されなかったことから、着色料に鉛が含まれていることが原因ではないかという。調査は京都市内を対象としたが、全国的な傾向とみられるという。
ごみとして、焼却されると灰に残る鉛の処理が必要となってくるため、鉛を含まない着色料への切り替えが必要だという。
(総合版、ごみとリサイクル版 7号)

○09年度も、八ツ場ダム上流から基準超えるヒ素

 八ツ場ダム建設予定地の上流である吾妻川支流で、2009年度も最大で環境基準の5倍を超えるヒ素を検出していたことがわかった。検出されたのは、予定地から10キロ上流の地点で、水質調査を請け負った業者が国土交通省に提出した資料でわかった。国交省はデータを公表していない。
09年度の資料を公表しなかったことに対し、国交省は「環境基準は年平均で見るため、年度末に資料が集まってから公表するつもりだった」と話している。
(総合版、水質汚染と水処理版 7号)

○目黒区 家庭用園芸土を再利用 3カ所で回収

 目黒区は新年度から、家庭で不用となった園芸用の土を再利用するシステムを作る。区清掃リサイクル課によると、家庭の花壇や菜園で使った土が、生ごみに混入した場合、焼却炉で溶けて周囲に付着し、炉を傷める原因になるという。
園芸用の土は、何年か使用しているうちに養分がなくなり、使い物にならなくなり、再利用するには手間がかかりマンション生活では庭に撒くこともできず対策が急務となっていた。新システムは、区内の公園3カ所で不用の土を回収し、代わりに再生した園芸土を提供する方式。
(総合版、ごみとリサイクル版 7号)


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最終更新日:2010/02/24