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○C40気候変動東京会議 閉幕 13項目の共同行動に合意

 世界の主要都市の実務責任者が地球温暖化に伴う気温上昇などへの適応策を話し合う初の国際会議「C40気候変動東京会議」が24日閉幕した。
「住民にライフスタイルの見直しを呼びかける」大都市が今後取り組むべき13項目の温暖化対策を盛り込んだ「共同行動」に合意した。C40は主要都市が連携して温暖化対策に取り組む国際ネットワーク。温暖化の被害軽減策について話し合うために東京都が主催、計32都市が参加した。次回はソウルで開催され、そこで進行状況を報告する。
(総合版、エコビジネス版 42号)

○鹿児島県 ウミガメ上陸数 過去最多

 鹿児島県での今年のウミガメ上陸数が過去最多を大幅に更新している。最終的には昨年度の3400頭の3倍となる1万頭に達する可能性がある。県では全国に都道府県にさきがけてウミガメ保護条例を制定し、保護活動に勤めてきたが、県の担当者は「なぜ増えたのかは原因がわからない」という。
他県の上陸地でも軒並み増加傾向にある。原油高で出漁の回数が減り、トロール船にひっかる「混獲」が減ったためではないかとの指摘もある。
(総合版、水質汚染と水処理版 42号)

○もんじゅ 来年2月の再開困難に

 日本原子力開発機構は、運転停止中の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の運転再開を来年2月に予定していたが、計画が困難であると国の審議会に報告すると発表した。
原子力機構は、試験と並行して行うナトリウム漏洩検出器の交換作業が来年2月までかかる見通しで、さらに9月に腐食穴が見つかった排気ダクトの点検が遅れているため。95年のナトリウム漏れ事故以来、機器のトラブルで運転再開を3度延期している。
(総合版 42号)

○伊籐ハム東京工場 使用地下水からシアン化合物検出

 伊藤ハムは、東京工場(千葉県柏市)で使用する地下水から基準値を上回るシアン化合物が検出され、商品に混入した恐れがあるとして、同社の製品13品目計194万点を自主回収すると発表した。同社は地下水汚染発覚後も保健所に届けることなく、製品を出荷しつづけていた。
同社によると、使用している3本の井戸のうち2本から水質基準の最大約3倍のシアン化合物が検出された。地下水は約40年前から使用している。
(総合版、水質汚染と水処理版 42号)

○環境省 化学物質すべてを監視

 環境省は、工業製品に含まれるすべての化学物質について、製造や輸入、使用などの届出義務を課し、監視の対象とする方針を固めた。現在監視対象としている約1000種から大幅に拡大する。経済産業、厚生労働との3省合同委員会の合意を得て、「化学物質審査規制法(化審法)」改正案を通常国会に提出する。
改正案では、一定量以上の化学物質を製造、輸入する企業に対しては、その量や使用目的などを定期的に国に報告するよう義務付ける。
(総合版、エコビジネス版 42号)

○札幌市、条例改正で空き缶持ち去り禁止

 札幌市は、ゴミ集積所に出された不燃ゴミの中からアルミ缶やスチール缶、ペットボトルを持ち去ることを禁止する。金属など資源価格の高騰で、ゴミの中から持ち去り、回収業者への転売が相次いでいるため。
市によると、現行の「廃棄物の原料および処理に関する条例」に持ち去り禁止を規定する。11月から市民の意見を募り、来年はじめの市議会に上程する方針。
(総合版、ゴミとリサイクル版 42号)


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最終更新日:2008/11/05