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○国連条約事務局見通し 京都議定書目標達成 8カ国だけ

 国連気候変動枠組み条約事務局がまとめた報告書によると、温室効果ガスの排出削減を義務付けた京都議定書の目標を達成できる国は、英国など8か国に限られるという。
経済状況の悪化などから目標達成が容易とされるチェコやハンガリーなど6か国は03年時点で目標をクリアしている。これに対し、日本は03年実績で約8%増となるなど現状のままの対策では目標達成が困難な状況となっている。
(総合版、エコビジネス版 24号)

○東京都 今秋からバスに排ガスラベル

 東京都は今秋から都内の観光バスや、バスを使用する旅行パンフレットに排ガスのクリーン度が一目でわかる「環境性能表示(環境ラベル)」を添付する。バス、旅行業の団体と合意したことを明らかにした。
東京都内を走行するバスは路線バスを含め約1万3000台。そのうち半数は環境性能を満たしている。しかし、全国のバス全体でみると25%を占めるに過ぎず、なお一層の対策強化を目指したいとしている。
(総合版、エコビジネス版 24号)

○林野庁 森林整備で指針策定 企業参加促す

 林野庁は20日、「企業の森林整備活動に関する検討会」を開催し国土の保全や水源の涵養に役立つ森林づくりに企業の積極的な参加を促す指針を策定した。
指針は、企業が森づくりに参加する事例はあるがまだ少なく、十分に広がっていないと指摘。企業のニーズに応じ、森づくりに企業が参加する動機付けを自治体側が提案するように求めた。
(総合版、エコビジネス版 24号)

○北西ハワイ諸島に 世界最大規模の海洋保護区誕生

 ブッシュ米大統領は15日、北西ハワイ諸島とその周辺海域を国家遺産(ナショナルモニュメント)に指定した。同海域には1万平方キロ以上のさんご礁がひろがり、7000種を超える海洋生物が生息している。
国家遺産に指定されたのは、オアフ島やハワイ島などのハワイ諸島の主要な島々の北西に連なる10の島々と周辺海域。指定海域では、無許可での船舶の航行、観光、商業活動を禁止する。
(総合版、水質汚染と水処理版 24号)

○環境省 バイオエタノール普及で長期目標策定

 環境省は「バイオエタノール」を混合した自動車燃料の普及拡大を推進するための長期目標を策定した。今回策定した長期目標では、2010年までにバイオエタノールを3%混合したガソリン(E3)を需要量の最大50%を導入、さらに2030年には、混合割合を10%まで高めたE10を需要全量に導入するとしている。ただ、国内製造が追いつかないため、当面はブラジルやアジアから輸入することが必要だとしている。
(総合版、エコビジネス版 24号)

○浜岡原発5号機自動停止 運転開始以来初

 静岡県御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所の5号機(改良型沸騰水型軽水炉、138万キロワット)が15日午前8時40分ごろ、タービン軸に異常な振動が発生し、自動停止した。外部への放射能漏れはなかった。
5号機が運転を開始した昨年1月18日以来、原子炉が自動停止したトラブルは初めてのこと。中電によると詳しい原因は特定できていないとのこと。自動停止後の原子炉は安定していて廃棄筒や発電所周辺などの放射線モニターも異常値は検出していない。今後、詳細な原因を調査する。
(総合版 24号)

○青森県六ヶ所村の核燃処理工場 取り消し訴訟請求棄却

 青森地裁は16日、日本原燃が操業する青森県六ヶ所村の低レベル放射性廃棄物処理施設をめぐり、周辺住民が国に事業許可の取り消しを求めた訴訟で、原告の請求を棄却した。
処理工場周辺に住む原告の資格は認定したが、事業許可時の安全示唆について「看過しがたい過誤、欠落はない」とした。原告団は控訴を検討している。
(総合版 24号)


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最終更新日:2006/06/28