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○南極のオゾンホール出現 平均規模に

 気象庁は10日、8月下旬南極上空にオゾンホールが出現した。今年のオゾンホールは昨年のような規模にならないが、過去10年間の平均規模までには発達するのではないかと予想している。オゾンホールは南極上空のオゾンが著しく減少した状態を指し、9月下旬〜10月上旬に最盛期を迎える。
(総合版、エコビジネス版 36号)

○大気汚染調査結果 光化学オキシダント濃度が悪化

 環境省は10日、2003年度の大気汚染状況調査結果を発表した。その結果浮遊粒子状物質(SPM)は、排ガス規制などが進み改善された。
一方、光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントの環境基準達成率が0.3%と悪化傾向にあることが判明した。同省では「高温化する都市環境が汚染物質相互の化学反応を促進しているためではないか」とみている。
(総合版、エコビジネス版 36号)

○環境省 マングース駆除に本腰

 環境省はマングース駆除のために予算をこれまでの10倍近い2億円を要求する。マングースはハブを退治するために、鹿児島県・奄美大島で放たれたが、ハブを退治することなく特別天然記念物であるアマミノクロウサギなど、島固有の野生生物を捕食していることがわかった。
最初に放たれた時は30頭余りだったが、99年頃には5000〜1万頭近くまでになっていた。
環境省は今年5月に外来種による被害を防止するための法案「特定外来性ぶつ被害防止法」を成立させている。そのはじめとして着手する方針。
(総合版 36号)

○横浜市 送水管で水力発電、調査を開始

 横浜市は、上水道の送水管の高低差を利用して水力発電する取り組みを始めた。小高い丘が多い地形を最大限利用できるよう、今年度から水道局予算に調査費500円を計上した。
仕組みは送水管の内部に水車を付けて、水圧で発電する。検討中の市内4カ所の発電量はそれぞれ年間25万〜160万キロワットと試算している。
(総合版、エコビジネス版 36号)

○東京横十間川からダイオキシン検出 釣った魚食べないよう注意

 東京都は8日、江東・墨田区境を流れる横十間川の川底から、環境基準の127倍の濃度のダイオキシンを検出したと発表した。都では、ただちに周辺住民に影響の出る数値ではないとしながらも、釣った魚は食べないように注意している。
都は今年度中に、川底の泥を固める作業をする予定。
(総合版、水質汚染と水処理版 36号)

○環境省全国調査 硫酸ピッチの不法投棄 ドラム缶5万本分

 環境省は10日、有害物質「硫酸ピッチ」」の不法投棄に関する全国調査の結果を発表した。
その結果、99年4月から今年3月までに発見された不法投棄や不適正保管の硫酸ピッチは、200リットル入りドラム缶5万418本分(161件)。自治体が撤去したのは約6割で、未だに1万9071本分(52件)が放置されたままになっている。
不法投棄で最大規模は、神奈川県の倉庫業者が千葉市内の倉庫に5200本分を放置したケース。
(総合版、ゴミとリサイクル版 36号)

○環境危機時計 7分戻る 危機意識少し和らぐ

 旭硝子財団(東京都千代田区・瀬谷博通理事長)が毎年おこなっている地球環境問題と人類の存続に関するアンケートで、環境危機時計の針が、昨年に比べ全体で7分戻り、9時8分になった。危機意識の高かった昨年と比べ、若干和らいだ結果となった。
アジアの危機意識は9時30分を越えたが、東欧・ロシアは8時30分と低くなっている。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版、水質汚染と水処理版 36号)


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最終更新日:2004/09/22