メディア・インターフェイス ロゴ画像 最近の環境トピック 2004年01月14日

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○環境省、トキを佐渡から分散飼育検討

 環境省は新潟県の佐渡トキ保護センターで人口飼育しているトキを4、5年をめどに佐渡以外の施設で分散飼育することを検討することを決めた。分散先は上野動物園、多摩動物園などが有力視されている。
佐渡で飼育されているトキは、現在39羽。しかしすべてが中国から送られてきた個体での繁殖の為、遺伝的に近く特定の病原菌に弱い可能性がある。飼育環境を変える為にも分散することにしたもの。
(総合版 2号)

○徳山ダム建設反対、原告側全面敗訴

 岐阜県の徳山ダムの事業認定取り消しを求める行政訴訟と、公金支出差し止めを求めた住民訴訟の判決が26日岐阜地裁であった。行政訴訟は請求棄却、住民訴訟は訴え却下と原告側の全面敗訴となった。
争点となっていた水需要については、「早急に水需要予測を見直し、水余りや費用負担の増大などの解決に真摯に対処をすることが望まれる」と住民側の主張に一定の配慮を示した。
(総合版、水質汚染と水処理版 2号)

○国交省、河川の総合的DB構築

 国土交通省は、全国的な河川環境の経年変化を流域ごとにわかりやすくまとめた「水環境マップ」を2004年度から作成する。流域住民を主体とする市民団体と共同で、全国各地の河川の水質調査などを実施、同省のGIS(地理情報システム)も使って、河川環境の総合的なデータベース(DB)を構築する。
04年度の第一回調査は6月6日に実施する予定。
(総合版、水質汚染と水処理版 2号)

○東北電力、巻原発建設を正式に断念

 東北電力は24日午前、仙台市青葉区の本店で臨時取締役を開き、新潟県・巻町に建設を予定した巻原子力発電所1号機の建設断念を正式に決めた。電力需要の減少や立地住民の反対で建設断念や延期が相次いでいるが、建設が法的に決まっていた原発の計画断念は初めてのこと。
建設断念の直接の原因になったのが、炉心建設予定地の町有地訴訟をめぐる最高裁決定で、用地取得が事実上不可能になったこと。
(総合版 2号)

○冷凍庫、家電リサイクル法の対象に

 環境省と経済産業省は25日、家電リサイクル法で回収を義務づける対象品目(現在のテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機)に冷凍庫を加え、冷蔵庫と冷凍庫の断熱材に含まれるフロンを回収・破壊することを義務づけることを決めた。同法を改正し、2004年4月から施行する。
冷凍庫1台当たりのフロン使用量は、冷媒用に150グラム。断熱材用に550〜700グラム。
(総合版、エコビジネス版 2号)

○農水省、諫早湾の中長期の開門調査見送り

 農林水産省の「検討会議」は25日、長崎県・諫早湾干拓事業の中・長期開門調査に否定的な報告書をまとめた。この報告書をもとに農水省は最終判断を下すが、調査の実施は見送られる可能性が濃厚となった。
報告書では、排す慰問開門して得られるデータに関して「様々な自然環境が関与しているので、どれが開門による変化か判定することは困難、としている。
(総合版、水質汚染と水処理版 2号)


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最終更新日:2004/01/14