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○環境省、ナノ粒子の影響調査

 環境省は03年度から「ナノ粒子」が健康に与える影響について、研究する方針を決めた。
ナノ粒子は、排ガスに含まれる浮遊粒子状物質(SPM)の中で、特に小さい直径50ナノメートル(ナノは10億分の一)以下のものをさす。ナノ粒子は小さくて鼻毛はもちろん、肺の細胞まですり抜けて血管に入り込み、アレルギー反応など健康に悪影響を与えるとされている。
(総合版、エコビジネス版 28号)

○宮城県、自然エネルギー条例可決

 宮城県は10日、自然エネルギーで発電した電気の買い取りを電力会社に義務づける「自然エネルギー等・省エネルギー促進条例案」を可決した。10月1日から施行する。
条例では、太陽光や風力、潮力などを自然エネルギーと定義した。電力会社に買い取りを責務として義務づけたが、罰則規定は設けていない。
(総合版、エコビジネス版 28号)

○大阪ガス、荏原が家庭用コージェネを共同開発

 大阪ガスは16日、荏原などと共同で、都市ガスを利用した家庭用の固体高分子形燃料電池(PEFC)コージェネレーション(熱電併給)システムの開発に乗り出すと発表した。PEFCコージェネレーションシステムは、天然ガスなどから取り出した水素と、空気中の酸素をもとに発電する装置。
(総合版、エコビジネス版 28号)

○ビスフェノールAで、マウスの子育て行動減少

 米ミズーリ大学のフレデリック・フォンサール教授らは、ビスフェノールA(BPA)を妊娠中のマウスに投与すると生まれた子が、子育てに熱心でなくなるなどの行動変化が生じることを実験で明らかにした。
BPAはプラスチック原料などに使われ、内分泌撹乱物質(環境ホルモン)とされている。
(総合版、エコビジネス版 28号)

○筑紫野市産廃処分場の、排水、浸出水からウラン検出

 筑紫野市平等寺の産業廃棄物処理業「産興」(本社・博多区)の処分場の排水や浸出水から、水道水の暫定基準値の2.4倍のウランが検出された。1キロ下流の山神ダムでは検出されていない。ウランは自然界にも存在するが、検出された原因が分かっていない。
同処分場は99年10月、硫化水素ガス中毒により作業員が死亡する事故が発生している。
(総合版、ゴミとリサイクル版、水質汚染と水処理版 28号)

○環境省、産廃輸出、禁止から奨励に転換

 環境は、産業廃棄物の輸出政策を転換、再生利用を目的とした石灰灰や廃プラスチック等の輸出を奨励する方針を決め、輸出要件を明確にしたガイドラインを作成した。
策定したガイドラインでは、輸出できるのは排出業者に限定、審査項目を規定して再生資源に偽装した医療廃棄物などを入り込ませないようにした。
(総合版、ゴミとリサイクル版、エコビジネス版 28号)

○リゾートトラスト、初島全島の生ごみをたい肥化

 会員制ホテルのリゾートトラストは、熱海市の沖にあるエクシブ初島クラブに大型コンポスト装置を導入した。ホテルから排出される生ごみのほか、熱海市の補助を受け、島内全体の生ごみも一緒にコンポスト化する。出来たたい肥は地元の農家に提供する。
(ゴミとリサイクル版、エコビジネス版 28号)

○横浜市、産廃処分場跡地の調査 全国で初めて実施

 横浜市は、全国で初めて「産業廃棄物処分場跡地調査」を実施し、その結果を発表した。
調査は、処分場跡地の情報を整備し、開発にあたって事前に対応することを可能にし、跡地の周辺環境への影響を調べるのがねらい。跡地の75%が住宅や事務所に転用され、土地利用が進んでいた。
(総合版、ゴミとリサイクル版 28号)

○国土交通省、東京湾再生に概算要求

 国土交通省は、東京湾を再生させるための来年度予算を概算要求に盛り込む方針。臨海開発で東京湾は自然が消滅してるが、浅瀬を作ったり、人口干潟を造成させ、自然豊かな水辺の環境を取り戻そうとするもの。湾岸の自然保護に取り組んでいる市民団体の意見も積極的に取り入れる意向。
(総合版、エコビジネス版、水質汚染と水処理版 28号


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最終更新日:2002/07/23