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○国連が報告書 温暖化、予測超える速度で進行

 国連環境計画(UNEP)は、地球温暖化の影響はこれまでの科学者の予想を上回るペースで進んでいるとの報告書を発表まとめた。
報告書によると、グリーンランドや南極の氷床の融解もここ数年加速的に進んでおり、今世紀末の海面上昇は、80〜200センチに達すると見られる。
(総合版、エコビジネス版、水質汚染と水処理版 39号)

○フロン漏れ、使用・修理中にも 空調機器からの回収「3割」

 冷凍・空調機器の冷媒として使用されているフロン類が大量にもれていることがわかった。
フロン回収推進産業協議会は、業務用機器で、廃棄時のフロン回収率は約30%と推定している。機器の使用中や故障、修理でも放出されている。全国の26万点の機器を調べたところ、多くの種類で想定を数十倍も上回る漏れが判明した。
エアコンの各メーカーや日本冷凍空調工業会は、家庭や修理、回収業者に回収を促すために今秋から「フロンの見える化」を図る。
(総合版、エコビジネス版 39号)

○2回目のトキ放鳥 20羽すべてがケージの外に

 新潟県・佐渡市で9月30日から実施されている2回目のトキ放鳥で、環境省は20羽すべてがケージの外に飛び立ったことを確認したと発表した。
20羽のうち、飛行訓練を受けていない1羽が、ケージ近くの林の中で動けなくなっているのを発見、保護した。環境省は、他のトキが戻ってくるかどうかを確認した上で、10月下旬にケージを撤去する予定。
(総合版 39号)

○TV購入時の省エネ性、重視するは7%

 東京電力の調査によると、テレビ購入時に「省エネ・環境性能」を重視するのは全体の7%しかいないことがわかった。
テレビ購入時の重視点は「価格」「機能・性能」が圧倒的に高く、「ランニングコスト」「省エネ性・環境性能」は両方合わせても13%と低かった。しかし、テレビの消費電力は家庭内で占める割合は10%程度とエアコン、冷蔵庫、照明に次いで大きい。
(総合版、エコビジネス版 39号)

○中日本高速、高速道路のトンネル湧き水で発電

 中日本高速道路は、東海北陸自動車道の飛騨トンネルの湧き水を利用して、水力発電を導入する。発電した電力はトンネル内の照明用に使用する。
発電する電力量は約50キロワット時を計画。電力会社から購入する年間の電力量の約30%を削減することができる。
(総合版、エコビジネス版 39号)

○三重県・尾鷲漁協 ハマチの養魚場で環境ホルモンの有機スズ使用

 三重県・尾鷲市のハマチ養殖漁場で防虫用に有機スズ化合物の一種トリブチルスズ(TBT)を使用していたことがわかった。地元漁協では、ほぼすべての養殖魚の出荷を自粛した。これまでのところ健康被害は報告されていない。水産庁は全国での使用状況を調査する。
TBTは内分泌かく乱物質(環境ホルモン)の一種とされ、自然界では分解されにくく、微量でも生殖異常を引き起こすことがわかっている。
(総合版、水質汚染と水処理版 39号)

○慶良間諸島 ダイバーの立ち入り制限 サンゴ被害多発

 慶良間諸島(沖縄県渡嘉敷村、座間味村)周辺海域で、来年4月以降、ダイバーの立ち入りが制限される見通しとなった。オニヒトデの被害で激減したサンゴをダイバーが傷つける被害が多発しているためで、エコツーリズム推進法に基づく初の規制となる。両村は、ダイバーの数を現状の半分に総量規制する。
慶良間諸島では、1980年代からダイバーが急増。サンゴ礁を傷つけたり、船から汚水を排出したりする行為が日常的になって、問題視されている。
(総合版、水質汚染と水処理版 39号)


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最終更新日:2009/10/15