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○地球温暖化の影響か シベリアの湖でメタン放出

 米国とロシアの共同研究グループが究明したところによると、地球温暖化の影響でロシア・シベリア地方の湖の下に閉じ込められていたメタンが気泡となって大気中に放出され、さらに温暖化が進行する悪循環が始まっていると言う。
研究グループが試算した結果、メタンの放出量はこれまでの推定より最大63%も増えることが判明した。メタンは二酸化炭素の23倍という強力な温室効果ガス。
(総合版、エコビジネス版 42号)

○政府 CO2の海底封じ込めで法改正の方針

 政府は、二酸化炭素(CO2)を海底の岩盤下に封じ込める「海底貯留}の実施に向け、海洋汚染防止法を改正することを決めた。海底貯留の技術は、CO2を気体のまま分離・回収し、海底の岩盤下に封じ込めるもの。この技術で、国内の年間排出量の100年分以上を貯留できると試算されている。
しかし、地震などで放出される可能性もあるため影響評価や必要な監視項目など関係法令を整備、来月中に骨子案をまとめる予定。
(総合版、エコビジネス版 42号)

○沖縄の最大サンゴ礁 再生のための実証実験

 東京大学、三菱重工橋梁エンジニアリングなどが、沖縄県石垣、西表両島周辺に広がる石西礁湖(せきせいしょうこ)を再生させるための実証実験に乗り出した。異なる金属同士の化学反応で生じる微弱な電流を使ってサンゴの成長を促進させるという取り組みで、世界でも例のない実験。
サンゴ礁は海水温の上昇で白化現象などが問題化。世界のサンゴ礁の50%が壊滅の危機にさらされている。
(総合版、水質汚染と水処理版 42号)

○文化庁 猿害問題を受け、北限のニホンザルの生態調査へ

 文化庁は25日、青森県下北半島に生息する「北限のサル」の猿害問題でむつ市から天然記念物の地域指定範囲見直しなどの要望を受け、サルの生態調査を実施する考えを示した。
むつ市側によると、1960年代には150〜200匹だったサルが約40年間で約10倍に増え、農作物を荒らしたり、市民に危害を加えているという。
(総合版 42号)

○九州大学 海上風力発電でプロジェクト

 九州大学は23日、大学の各分野が持つ先端技術を結集し、海上に巨大風力発電を作るプロジェクトを発足させた。高強度の材料、風を集める風車、水素貯留、環境などの技術を組み合わせ、原子力発電所一基分に相当する電力を発電させる構想。
新しい強化プラスチックを研究する太田俊昭名誉教授が学内外に研究会の設立を呼びかけた。
(総合版、エコビジネス版 42号)

○政府 有害ごみ越境禁止構想 アジア各国に提唱

 政府は30日、東京都内で初の「アジア3R推進会議」を開催、環境汚染のリスクを高める廃棄物の越境移動を禁止する構想を参加国の政策当事者に説明し、具体化に向けて動き出した。
構想では、有害な廃棄物が規制のゆるい途上国に集中している現状から、有害廃棄物の国内処理を原則として、リスクのない場合のみ移動を認める基本方針を共有化する。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 42号)

○横浜の街路樹 秋田で建材に再生

 秋田県大館市の「秋田ウッド」が横浜市の協力を得て、横浜市内の公園樹木や街路樹から発生した剪定枝のチップを廃プラスチックと混合させて再生建材を作る事業を始めた。
秋田ウッドは、地元の木材会社や建設会社、大手住宅メーカーのミサワホームなど10社が出資して設立された会社。再生された建材は、テラスのデッキやベンチ、ドアや床の素材として使用される。
今年の8月には秋田ウッドの再生建材で作ったデッキが試作品として横浜市内の幼稚園に納入された。
(総合版、エコビジネス版、ゴミとリサイクル版 42号)


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最終更新日:2006/11/07