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○環境省 揮発性有機化合物に排出規制 塗装施設など対象

 環境省は7日、大気汚染の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の排出基準を決めた。対象となる物質はトルエン、ベンゼン、キシレンなどVOCの排出量が年間50トンを超える一定規模以上の施設で、自動車メーカーの塗装施設、印刷工場、電機メーカーの金属洗浄施設、化学製品工場などが中心となる。2006年4月から新設する施設に適用する。既存施設は2010年まで猶予する。対象施設数は2000から3000施設になる見込み。
(総合版、エコビジネス版 15号)

○環境省 オオクチバスを外来生物に 最終決定

 環境省は5日、特定外来生物被害防止法(外来生物法)に基づく「特定外来生物」にオオクチバスを含む37種を第一次指定とすることを最終決定した。6月1日に施行予定。
オオクチバスについては、国民からの意見募集(パブリックコメント)に11万件を超す意見が寄せられたが、そのうちの9万件以上が指定に反対するものだったが「結論を変更しない」と判断を下した。
10月下旬にも第二陣の指定リストを決定する。
(総合版、水質汚染と水処理版 15号)

○魚類学会 放流ガイドラインまとめ 安易な放流に警鐘

 日本魚類学会は、メダカやタナゴなど絶滅が心配される魚の保護や自然の復元を目的とした放流も方法が適切でない場合は、逆に環境の悪化を招きかねないと問題提起し、放流の指針となる「放流ガイドライン」をまとめた。
善意の放流でも、生息環境が適切でない状態で放流すれば、死滅する。在来種が遺伝的に孤立している場合は、放流種と交雑して環境に適応できなくなるなどの問題も起きる。
「放流」という行為が効果的な行為であるか事前に調査するよう提唱している。
(総合版、水質汚染と水処理版 15号)

○東京・港区 お台場の海再生 アマモ移植

 東京都・港区は5月から、お台場海浜公園に面する海で、海草の「アマモ」を移植し、失われた生態系を取り戻す事業を開始する。
区は昨年6月に台場地区で水質浄化のために放流したアサリの生息調査を実施した。調査に参加した首都大学東京の黒川信助教授(生物学)に「多様な生物が生息しているが、海藻類が少ない」と指摘された。アマモの群落は、イカの産卵場所や魚の隠れ場所になる。
(総合版、水質汚染と水処理版 15号)

○青森県 MOX工場容認

 青森県の三村申吾知事は、MOX撚料(ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料)工場について、今月中にも立地に同意する方針を固めた。日本原燃(本社・青森県六ヶ所村)と立地に協力する基本協定を締結する。
MOX工場の年間の加工能力は約130トン。総工費は約120億円。再処理工場に隣接して建設する。
(総合版 15号)

○環境省 水俣病救済策発表 患者側反発、批判噴出

 環境省は7日、新たな水俣病対策を発表、小池百合子環境相は会見ですべての水俣病被害者に謝罪した。昨年10月の水俣病関西訴訟で、国と県の責任が指摘されてから水俣病患者の間で、認定基準の見直し、医療費補助の拡大を求める動きが大きくなってきていた。
保健手帳の申請の再開、保健手帳の医療費の上限の撤廃、問題を包括的に検証する私的懇談会の発足などを打ち出したが、被害者側が求めていた認定基準の見直しについては言及しなかった。
(総合版、水質汚染と水処理版 15号)

○品川区 家庭ごみ戸別収集 7月に100%

 東京都・品川区が一戸建て住宅を対象に実施してしてきた家庭ごみの戸別収集が、7月で100%達成できる見通しとなった。
戸別収集は、自宅前にごみを置き、ごみを誰が出したか歴然と判ってしまうため、分別や減量に効果があった。さらに見た目も気になるためごみ用ポリ容器も復活。これが、カラス対策にはもっとも効果的とされている。
ただ、せまい路地に一軒、一軒回るため、手間と時間がかかるのが難点となっている。
(総合版、ゴミとリサイクル版 15号)


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最終更新日:2005/04/21