高度の情報漏洩防止機能をもつ文書管理システム、SecureDOCを発売

■要約

　株式会社メディア・インターフェイスは、２重の暗号化とＥメール機能の統合によって高度の情報漏洩防止機能を実現した文書管理システム、SecureDOCを発売しました。
　SecureDOCはさらに、インターネットを通じた複数拠点の情報共有、プロジェクト単位の文書管理、などの機能をもっています。
　先端技術の研究開発など、高度の情報セキュリティを要求される分野で、情報共有と文書情報の組織的管理を通じて、業務の効率化を実現します。
　個人情報保護法が制定されたため、その他の一般企業の間でも情報セキュリティの強化が課題となっていますが、SecureDOCはその課題にも十分応えることができます。

■本文

　従来の文書管理システムは、大量の文書の保管と管理を目的とした行政機関向けのものが大部分でした。高度の情報セキュリティを実現したものはなく、また、今日では重要な位置を占めるようになったＥメール文書を、他の文書とあわせて管理できるものもありませんでした。
　SecureDOCは、これらの課題に応えた新しいコンセプトの文書管理システムです。

(1)２重の暗号化による情報セキュリティの確保

　SecureDOCは、OSの暗号化機能に加えて、文書情報を保存するデータベースファイルも暗号化し、LAN内の通信も暗号化しました。
　これらの対策により、文書情報を保存するサーバー本体が万一盗難にあっても、文書情報が解読されて流出する可能性は極めて低くなりました。また、パソコンに侵入したウィルスやLAN内の盗聴プログラムなどによる情報漏洩も防止できます。
　個人情報保護が法制化され、企業にとって情報セキュリティの確保が大きな課題となっている現在、SecureDOCはこれらの課題にも十分応えることができます。

(2)Ｅメール機能の統合

　今日では、どんなプロジェクトにおいても、Ｅメール文書が大きな役割を果たすようになっています。これまでの文書管理システムでは、Ｅメール文書も管理しようとすると、送受信メールをひとつひとつコピーして登録する必要がありました。
　SecureDOCは、Ｅメールの送受信機能を組み込んであり、Ｅメール文書は送受信と同時に自動的に文書データベースに登録されます。また、Ｅメールの送信先も、あらかじめプロジェクトに登録したメンバーに限定されるので、誤送信も防止されます。
　送受信の履歴も完全に残るため、利便性が向上するほか、Ｅメールを通じた情報漏洩への抑止力になります。

(3)インターネットを通じた複数拠点の情報共有

　従来、インターネットを通じて複数拠点で文書情報を共有する場合、セキュリティ確保のためには、ブラウザの暗号機能（SSL）を使用するか、仮想専用線（VPN）を使用する方法がとられてきました。
　これに対して、SecureDOCでは、各拠点に文書データベースを置き、暗号メールで情報の同一化（同期）を行う分散同期データベース方式を採用しました。そのため、各拠点内では文書の読込と登録が迅速に行え、ストレスを感じさせません。また、文書情報がインターネットを流れる頻度も少なくなり、文書サーバーの接続口（ポート）を開けておく必要もないので、情報セキュリティが強化されました。

(4)プロジェクト単位の文書管理

　SecureDOCは、さらに、プロジェクト単位で文書を管理することにより、文書へのアクセスをきめ細かく管理でき、文書管理の機能も従来製品より強化されています。
　各文書は、登録されたプロジェクトの所属メンバーしかアクセスできませんが、複数のプロジェクトを登録できるので、法務や特許担当のセクションも、必要な文書へのアクセスが可能になります。

　SecureDOCを導入することにより、ユーザー企業は、情報セキュリティの強化と、業務効率の向上が同時に実現できます。

　SecureDOCの価格は、以下のとおりで、メディア・インターフェイスでは販売代理店を募集しています。
・基本パッケージ 300万円　　　　　　
・ユーザーライセンス 1ユーザあたり 3.5万円

■お問合せ先
株式会社メディア・インターフェイス
代表者　代表取締役・社長　雪野　建作
東京都大田区大森北6-1-3, 201
TEL.03-5767-8720
担当者　雪野　建作

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最終更新日：2004/02/04　